トランプ関税の脅しは「無責任」、BRICS議長国のルラ氏が批判
Source: Bloomberg.co.jp | Original Published At: 2025-07-07 22:26:00 UTC
Key Points
- ルラ大統領がトランプ氏の追加関税脅しを「無責任」と批判
- 国際貿易のドル依存度低減を各国首脳に呼びかけ
- ラマポーザ大統領が米国の「反米政策への罰則」警告を批判
- BRICS諸国が米国通商政策と中東情勢を間接的に非難
- トランプ氏が自身のSNSでブラジルを標的とした投稿を実施
主要新興国グループ「BRICS」首脳会議の議長国であるブラジルのルラ大統領は7日、トランプ米大統領が同グループを巡って追加関税を課すと脅したことを厳しく非難した。同会議の最終日に米国との対立が鮮明となった。
ルラ大統領はトランプ氏が「ソーシャルメディアで関税の脅しをかけるのは無責任だ」と述べ、世界各国の首脳に対し、国際貿易のドル依存度を低減する方法を見つけるよう呼びかけた。これはBRICS諸国も共有する立場だ。
これに先立ち、南アフリカ共和国のラマポーザ大統領は、BRICS諸国が「反米」政策を採用した場合、罰則を科すと警告したトランプ氏の前夜の発言を、最初に公に批判した。
ラマポーザ氏は「BRICSのような前向きな国際的枠組みに対し、否定的に見て参加国を罰しようとする者がいるのは実に残念だ。そうあるべきではないし、あってはならない」とリオデジャネイロでの記者会見で語った。
トランプ氏の追加関税の一時停止期限が迫る中、BRICS諸国は週末、トランプ氏への名指しは避けながらも米国の通商政策などを批判する姿勢を示した。イランに対する米国とイスラエルによる攻撃も非難した。
記者会見に先立ち、ルラ氏の顧問らは、挑発に乗らず緊張をさらに高めないよう要請していた。10カ国からなる同グループの大半は、トランプ氏の10%の追加関税の警告に反応することをためらっていた。トランプ氏のSNS投稿が具体的な脅威なのか、単なるレトリックなのかを推測することは不可能だと複数の国の当局者は述べ、様子を見守るしかないと語っていた。